令和7(2025)年2月16日(日)に、オンライン(Zoom)でのライフデザインセミナーを実施しました。今回のセミナーは東京都と三鷹市との共催となっており、17名が参加されました。 セミナーでは、リクルート ブライダル総研の金井 良子氏を講師として、Zoomの投票機能を使い、オンラインながらも双方向参加型になるよう講義が進められました。
まず冒頭に、「ライフデザイン」が身近になっているというお話がありました。
3×3の9マスに目標やテーマを記入していき、それぞれのテーマを達成させるためにさらに掘り下げていく、「マンダラチャート」という手法を大谷翔平選手が高校生の頃に使っており、これも「ライフデザイン」の一例であるというお話がありました。
さらに、「人生には役割がある」というお話もありました。生まれてから亡くなるまでのなかで、幼少期の役割は「子ども」「学ぶ人」だけであるのに対し、大人になるにつれて「働く人」「家庭人」「親」という、それらの選択の有無や内容が人生に長く影響する役割が生じてくる、と伝えられました。
今回はオンラインの講義だったため、冒頭のライフデザインシミュレーションワークの後に、自身がどのような選択をしたのかをZoomの投票機能を使ってアンケートを取りながら進めました。
「結婚するかしないか」という問いでは、約7割が「結婚する」と回答。実際、「50歳時点で一度は結婚する人」の割合も、男性では72%(国勢調査より)とほぼ同じ傾向でした。このように、自身の選択が、社会と比較した際にどのような位置づけにあるかを客観的に捉えられる時間となりました。
その後、未婚・既婚、子どもをもつ・もたない、それぞれの選択をしている方のインタビュー動画があり、様々な「幸せ」の価値観を知ることができました。また、講師からは、「あくまで本日のシミュレーションにおける選択は、今、どのように考えているかであり、今後の人生に於いて、その選択が変わることもある。大切なのは、変わるも変わらないも、自分自身で納得して選択しているかどうか」というお話がありました。
最後に、三鷹市の子育て支援・就労支援、東京都の結婚支援に関する情報提供が、市・都の職員よりそれぞれありました。三鷹市の子育て支援では、妊娠・出産・子育て・子どもの医療など、切れ目のない施策があることについて、就労支援では、
起業セミナーや創業支援補助金について、また東京都の結婚支援では、マッチング事業や、ライフイベントそれぞれで利用できる施策を知ることができる『東京ライフデザインシミュレーター』などについての説明がありました。
参加者からも、施策を知ることができて勉強になったというコメントや、具体的なイメージを持つことができた、といったコメントが寄せられました。