令和7(2025)年1月26日(日)に立川市にある東京しごとセンター多摩にて、ライフデザインセミナーを実施しました。今回のセミナーは、立川市・昭島市・日野市・国立市・福生市との共催となっており、15名が参加されました。
セミナーでは、リクルート ブライダル総研の落合 歩氏を講師として、結婚・子育てを含む、ライフイベントについてのお話がありました。なお、今回の個人ワークは、ライフデザインシミュレーションツール「人生ワゴン」の台紙にシールを貼っていく形式にて進められました。
まず冒頭に、ライフデザインを行う理由、「自律選択」と「幸せ感」との相関の話がありました。今回のセミナーでは、学生・未婚・既婚など様々な方が参加されており、それぞれが自身の「次のステージ、人生100年」をイメージできるような配慮を持って進められました。講座では、ところどころクイズ形式となっており、積極的に参加している様子が伺えます。
まず主観的にライフデザインをイメージする時間を取り、ライフイベントとその時の年齢を、なるべく自身の理想となるよう描いていきます。今回は、ライフイベントのシールを、人生を道として捉えた「人生ワゴン」の台紙に貼っていく形式で、参加者の方が真剣にワークをしている様子が分かります。講師は「まっさらな状態でシミュレーションを作ってもらうことで、現時点での自分自身の価値観を可視化し、それによって自分ごと化を加速させること」が大事だと語っています。
後半では、出会いから結婚、子育て、また親や地域との関わりなどについて、ブライダル総研にて保有しているライフイベントにまつわる調査や、国の調査をもとに、日本人の平均的な選択だけでなく、多様なあり方についても学ぶインプットを行いました。国や自治体の補助や支援制度のほか、民間企業の家事や育児などの支援サービスの情報も提供し、結婚や出産、親の介護といったライフイベントに備えて、いろいろな選択肢を知っておくことが重要、といったお話がありました。
受講後の参加者からは、「子育てと介護の被りが一番不安」、「自分で手を動かしたことで、イメージが具体的になりました」、「(ライフイベントと)仕事との両立を考えたい」、「自分のライフプランを可視化することによって重要な選択が思っているよりも迫っていることを再認識できました」といった声が寄せられるなど、これからの人生を自分ごととして具体的にイメージできたことが伺えます。