ライフデザインセミナー Vol.9 一般公募

令和3(2021)年12月4日(土)にライフデザインセミナーをオンライン(Zoom)で実施しました。
今回のセミナーには71名が参加されました。

セミナーでは、リクルート ブライダル総研所長の落合歩氏を講師として、初めにライフデザインセミナーの目的について説明がありました。また、ライフデザインを考えるためには、人生における主な分岐点を知り、それを自身への問いに変換した上で、この問いに対する答えをいつ実現したいか具体的にイメージすることが重要という話がありました。

東京都ライフデザインセミナーについての画像
東京都ライフデザインセミナーについて
ライフデザインを考えるためのヒントの画像
ライフデザインを考えるためのヒント

■ライフデザインのシミュレーションを通じて、人生における分岐点について考える

次にZoomの投票機能を使い、仕事・結婚・家庭に関する「問い」に答えるという、簡単なライフデザインのシミュレーションを行いました。仕事に関しては、「職業を選ぶ際に最も重視する項目は?」という問いに対し、複数の選択肢の中から自身の答えを選んでいただく時間を設けました。「仕事が面白い」「能力、個性が活かせる」という項目を選ぶ方が多く、実際の統計データにおける「会社の選択理由として、仕事の面白さや能力・個性が活かせることを重視する人が増加傾向にある」という結果と同じ特徴が見られました。参加者の投票結果を共有した後、就業/創業、新しい働き方、東京都の施策など、仕事に関するさまざまな情報の説明があり、参加者からは「なぜ働くのかという問いが印象に残った」「みんな働いているから働く、ということでは、人生の大きな選択の時に困ると実感した」といった声があがりました。

職業についての質問の画像
職業についての質問
回答内容の画像
回答内容
会社の選択理由の画像
会社の選択理由
東京都の施策の画像
東京都の施策


■結婚や家庭についても主観的に考えながら、客観的な情報を得て理解を深める

結婚や家庭についても同様に、「結婚する・しない?」「結婚するならいつ?」「子供をもつならいつ?」といった問いに対する自身の考えを投票することで、参加者にライフデザインを体験していただきました。参加者からは「他の人の意見も知ることができたため、より広く新たな知見を得ることができた」といった声があがりました。
参加者の投票結果を共有した後、結婚や家庭というライフイベントについて、「平均初婚年齢の推移」「世帯の変化」「男性の育児休業取得率の変化」などのデータを中心に解説がありました。参加者からは「夫が家事を手伝うことで妻が就業を続けられることが印象的だった」「結婚した時には夫として、積極的に家事に取り組めるようにしようと思った」「育児休業の取得率と、家事育児時間について、男女間の差が想像よりも大きかったことが意外だった」といった声があがりました。

結婚についての質問1の画像
結婚についての質問1
結婚についての質問2の画像
結婚についての質問2
育児休業取得率についての画像
育児休業取得率について
ライフデザインのまとめの画像
ライフデザインのまとめ


最後に講師から「これからの人生について具体的に考え、自身のライフプランを可視化するなどのアクションをしてほしい。アクションすることで新たな気づきが生まれ、自分ごと化して考えられる」というアドバイスがありました。講義後のアンケートには、「自分を見つめ直すきっかけになった」「セミナーの内容を活かして、今後の生活をより充実したものにできるように努力しようと思った」「様々な制度やサポートなどについて初めて知ることができた」「今後の人生を改めてじっくり考えてみようと思った」「人生には数回しかない大きな選択があること、『正解』ではなく『納得解』を選ぶことの重要性を再認識した」といった感想が寄せられ、ご自身のライフデザインを考えていただくきっかけになったようです。



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