ライフデザインセミナー 東京都立大学

令和4(2022)年11月17日(木)に、今年度第四回目となるライフデザインセミナーを東京都立大学「キャリア形成演習」(担当教授:林祐司先生)の授業内で実施しました。今回のセミナーに参加されたのは、学生生活や大学卒業後になされるキャリア形成について学んでいる学生です。

■ライフデザインの目的は自分で自分の生き方を選ぶこと

セミナーの前半では、ライフデザインに関する講義や、ゲストによる仕事、結婚、子育て等の体験談を聞くことにより、人生において主体的・自律的な選択をするために必要となる客観的な情報をインプットしてもらいました。

後半では、ライフデザインシミュレーションツールを活用し、今後の人生について具体的なイメージを描いてみることを通じて、ライフデザインを身近なものとして捉える機会としていただきました。



■ライフデザインにおける多様な事例を知る

ライフデザインに関する講義では、人生における様々なライフキャリアにおいて「職業人」「配偶者」「親」といった役割が長期的に人生に影響を与えることや、ライフデザインにおいて自分の未来を描くためには、社会や世の中の動向と、多様なライフデザインの事例を知ることも重要であるという説明がありました。
また、統計データによる仕事、結婚、子育て、家事育児の「今」についての解説や、「TOKYO創業ステーション」「TOKYOはたらくネット」といった創業・就業支援、「家庭と仕事の両立支援ポータルサイト」「TEAM家事育児」といった子育て家庭への支援など、東京都のさまざまな施策の紹介がありました。
ライフデザインの実例としては、ゲストからパラレルキャリアの仕事内容や、結婚に至るプロセス、子育て生活についての体験談が話されました。参加した学生からは、「結婚する意味は何だと思うか」「ドラマで描かれているように実際の子育ては孤独で大変なのか」「子育てにかかるお金のことについて不安は無いか」といった質問が積極的に出されました。

セミナーの様子の画像2
セミナーの様子の画像3

ライフデザインに関する講義の様子



セミナーの様子の画像2
セミナーの様子の画像3

ゲストトークの様子



■ライフデザインシミュレーション

ライフデザインシミュレーションツールを活用したワークでは、学生自身に10年後・20年後・30年後のなりたい自分像を言語化してもらい、就職や結婚・子育て・暮らし・住まい等の観点から具体的なライフプランを描いてもらいました。参加した学生からは、「大学卒業後は弁護士になって、ある程度落ち着いたら結婚・子育てをして、将来的には人材育成をしたい」「〇歳までに〇万円貯めて、その10年後には〇万円貯めて・・・と色々とやりたいことがあるから、今は結婚は考えていない」など、多様なライフデザインの共有があり、活発な意見交換が行われました。

ライフデザインシミュレーションツール

受講後のアンケートでは、「結婚について、家族になることで生まれる信頼感はとても大事だと思った」「子育ての取組み方は、家庭や家庭の背景によってそれぞれ違う、違ってよいというお話が印象的だった」「知見が広がったので貴重な経験になった」といった感想が寄せられました。

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