ライフデザインセミナー 法政大学

令和4(2022)年10月24日(月)に、今年度第三回目となるライフデザインセミナーを法政大学 「組織論入門」(担当教員:橋本諭先生)の授業内にオンライン(Zoom)で実施しました。今回のセミナーに参加されたのは、経営学部で組織論について学んでいる学生(大学1年生約110名)です。

セミナーでは、ライフデザインに関する講義や、仕事や結婚、子育て等さまざまな経験をされているゲスト2名に体験談を話してもらい、参加者自らがライフデザインについて身近に考える機会としていただきました。

Aさん(女性)
大学卒業後、人材系企業に就職し、企業の中途採用支援を行う営業職として勤務。また、大学在学時から続けていた団体での活動をパラレルキャリアとして継続し、27歳の時に当団体をNPO法人化し代表となる。プライベートでは、大学在学中に出会ったゲストのBさんと26歳で結婚する。27歳で第一子を妊娠し、Bさんとともに約1年間の育児休業を取得する。

Bさん(男性)
大学在学中にアメリカ短期留学を経験し、ポーカーに出会う。数年間プロポーカープレイヤーとして稼いだのち、25歳の時に英語のコーチング企業に転職する。26歳で外資系IT企業に転職する。プライベートでは、27歳の時にAさんと結婚し、現在はAさんとともに約1年間の育児休業を取得する。

■家庭の在り方の変化を知る

ライフデザインに関する講義では、主要なライフイベントである「仕事」「結婚」「子育て」に関して、統計データをもとに近年の傾向について解説がありました。参加した学生からは、「最近は男性も共働きを望んでいる人が多くなっていることが印象的だった」「共働き世帯が思っていたよりも多くて驚いた」「男女共に意識は変化しているものの、実際に男性が家事や育児に参加している時間は少ないことが印象的だった」といった声がありました。



■夫婦で同時に1年間の育児休業を取得

ゲストトークでは、ゲストそれぞれの大学生活や卒業後のキャリア、夫婦で同時に育児休業を取得することにした背景などをお話いただきました。参加した学生からは、「夫婦で同時に育業を取得することは考えてもいなかったので、視野が広がった」「企業も男性が育業を取得することに対して、マイナスではなくむしろ、応援していることに驚いた」「多様な子育ての形があると思うが、自分たちの状況に合わせて協力して行うと良いと気づいた」といった声があがりました。

ゲストトーク

受講後のアンケートには、「1つの仕事に執着せず、かつ育業を1年間取得するなど、寛容で自由なライフキャリアについての話が印象的だった」「(結婚について)まだまだ自分には先の話だと思っていたが、結婚や出産のタイミングなど、大学卒業後から考えなくてはならないことがたくさんあるなと思った」「普段の生活ではあまり得られないような情報を得ることができた」「将来行政が行なっている取り組みが必要になったときに活用したいと思った」といった感想が寄せられました。

セミナーに参加した学生の様子

令和5年度

令和4年度

令和3年度

令和2年度

令和元年度

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ライフステージに応じた行政による支援施策