ライフデザインセミナー Vol.5 大東文化大学

令和2(2020)年11月12日(木)に今年度第9回目となるライフデザインセミナーを大東文化大学 キャリアデザインB(担当教授:福井庸子 先生)の授業内にオンラインで実施しました。

今回のセミナーに参加されたのは、文学部をはじめとする学生(約45名)です。
セミナーには、実際に社会人として活躍されている2名の方をゲストとしてお迎えし、仕事や結婚、子育てなどの様々な経験をお聞きしました。
多くの学生にとっては、就職より先のライフイベントは「まだ先の未来」であり、日常生活の中で実感を持ってプランニングすることはなかなかできません。
本セミナーでは、家庭と仕事を両立し、自分らしく生き生きと活躍されているお二人のお話を実際に聞くことで、多様な生き方の選択肢を知り、先の未来を含めたライフプランについて考える機会としていただくことが出来ました。

Aさん(男性)
大学卒業後、東京で就職。システムエンジニア職に従事。転職経験あり。第2子が生まれた際に1ヶ月間の育休を取得。現在、仕事の他に小学校のおやじの会等の地域活動にも励む毎日。

Bさん(女性)
大学卒業後、リゾート業に営業職として勤務。その後、運送業の会社で社長秘書兼総務を勤め、メディア・広告会社に入社。最初はグループ会社でメディアアシスタント業務を勤め、長女を出産、育休終了後、転籍し、法務部内でアシスタント業務に従事。

ゲストトークでは、それぞれのゲストから仕事・結婚・子育てについてのお話を伺いました。

■結婚の決め手は家庭の共同経営ができるかどうか

「結婚の決め手は何ですか。」という質問に対し、Bさんは「最初は結婚する気は全くなかった。ただ、東日本大震災の時に、東北でボランティアをしていた時期に出会ったのが今の夫。出会ったばかりの時は、ピンとこなかったが、とても正直な人で、この人となら家庭の共同経営ができるかなと思った。共に歩みながらも干渉し過ぎず、何かがあった時に一緒に解決できるかなと思った。」と話していました。

■子育ては地域でやっていくことに気づいた

Aさんは元々子育てには積極的ではなかったそうです。しかし、子供が通う小学校のパパ達の集まり(=おやじの会)に参加したことで、「子供は夫婦だけではなく、地域で育てていくことが大切だと気づいた。」と話しました。例えば、夫婦で子育てをしていると行き詰まってしまうこともあるので、大変な時は、他の家族に子供を預けたりする等して、地域でお互いに支え合っているそうです。

Bさんは、育休の取得率や制度が整っているかどうかを確認し転職先を決めたため、育休取得にあたり大きな不安はなかったそうです。復帰当時について、「育休中に所属部署が無くなってしまい、自分がどこに戻るのだろうという不安はあった。しかし人事の人が、こまめに連絡を取ってくれたので安心して復帰することができた」とお話ししてくださいました。

セミナー中の様子


■心に余裕を持つことが大切

子供との向き合い方に関して、Bさんは「仕事をしていると平日は時間に追われてしまうことがあり、自分に余裕がない時は子供に対して怒ってしまうことが多い。でも子供の話はちゃんと聞いてあげたい、要望はできるだけ叶えてあげたいと思うので、意識的に心の余裕を持つことを大切にしている。」と話しました。

また、Aさんも、「親の方に余裕がないと子供に厳しくしてしまうことがあるので、できるだけ心の余裕を持つようにしている。」と教えてくれました。他にも、「親の理想を押し付けないということを大切にしている。子供が本当にやりたいことなのか、親のエゴなんじゃないかと一旦立ち止まることを大切にしている。また、親子というのは向き合いすぎると空気が悪くなってしまうこともあるので、他の家族を入れて時間を過ごす等、地域の力を頼ることも大切にしている。」と話してくれました。



■やらないよりはやってみる

「ライフプランを立てる上で大切にしていることは何ですか。」という質問に対しAさんは、「考えがまとまってから動こうとすると動けなくなるので、まずはやってみてから考えるようにしている。」と話しました。また、Aさん自身も元々やりたいことがあったわけではなかったので、まずは行動を始めてから、焦らずにやりたいことを考えて見つけていけばいいと教えてくれました。

Bさんは、「学生の頃から、やりたいことがあっても悩むことがあったが、やらないで後悔するなら、やって後悔しようと思っている。」と話しました。また、「やってみたい趣味があっても、今の状況ではできないこともある。しかし、ずっと頭の中で考えていると、それができるタイミングが必ず訪れるから、タイミングを見逃さないようにフットワークを軽くしておくことも大切。」と教えてくれました。

参加した学生からは「話を聴いて、悩んだらとりあえずやってみるという勇気が大事なのだなと思った。また、自分の体は自分だけのものでは無いので、無理をしすぎない事が大切だと感じた。周囲の人に頼り、頼られながら生きていくために、人脈形成も積極的にしていくべきだと思った。」「とりあえずやってみるという姿勢が大切だと気づくことができた。やりたいことを探すことを重視しすぎて、なかなか行動に移せずにいたので、これからはお二人に教えていただいた考え方を念頭において活動していきたいと思った。」という感想が出ていました。

令和2年度

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