東京都×港区共催 ライフデザインセミナー

令和6(2024)年2月12日(月・祝)に、東京都と港区の共催によりライフデザインセミナーを東京タワー FOOT TOWN タワーホールを会場に開催しました。今回のセミナー参加は20名。司会進行は、特定非営利活動法人manma代表理事の越智が担当しました。

■ライフデザインの不安をアウトプットする

はじめに、参加者の皆さんに、結婚や子育て、家族をつくることをイメージした時に、不安なことや気になること、モヤモヤすることを、手元の付箋に書き出していただきました。

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

「結婚したら自分の自由な時間が無くなるのではないか」「経済的に生計を立てていけるか不安がある」「仕事で活躍していきたいと思っているが、子どもが生まれたら仕事と両立するのは無理なのではないか」「結局女性が家事育児を担うことになるのではないか」など、たくさんの書き出しがありました。自分がどんな不安を抱えているのかを整理していただくことで、ライフデザインとどのように向き合うか、参加者の皆さんそれぞれに考えていただきました。

■統計データや行政の支援策を参考にライフデザインを考える

インプットセッションでは、特定非営利活動法人manmaの講師 柴田より、ライフデザインの目的やその背景、考えるうえでのヒントについて説明し、仕事・結婚・子育てにまつわる統計データや行政の支援施策を紹介しました。ライフデザインを考えるにあたっては、自身の人生を長期的視点で考えることが重要であること、大きな分岐点となるライフイベントにおいて主体的・自律的な選択をするためには、客観的なデータや情報、行政の支援施策を知っておくことが大切であることなどを解説しました。

参加者からは「ライフデザインはひとりで考えて決めなくてはならないものと思っていたが様々な支援があることがわかって安心した」「これまで知らなかった各種の支援策について知ることができてよかった」という感想が寄せられました。

東京都の支援施策
東京都の支援施策
東京都の支援施策
東京都の支援施策

■港区の結婚・仕事・子育ての取組みを知る

セミナーの中では、港区の担当者から、仕事・結婚・子育てにかかる港区の取組みについての紹介がありました。仕事と家庭の両立支援や誰もが働きやすい職場を実現するための「港区ワーク・ライフ・バランス推進企業」の認定や、婚姻の証明として発行できる「特別受理証明書」、出産費用が実質ゼロに近くなる港区の「出産費用の助成」、メタボなどの生活習慣予防のために無料で受診できる「30(さんまる)検診」の取組みなどについて説明がありました。

参加者からは、「様々な支援策を活用したいと思った」「港区の取り組みを沢山知ることができ、資料もいただけてよかった」という声や、「行政支援が充実する中、子ども2人目、3人目を港区で産み育てるにはどのくらいのお金が必要なのか、そのモデルパターンも知りたい」という意見が寄せられました。

港区の支援施策
港区の支援施策
港区の支援施策
港区の支援施策

■ライフデザインシミュレーションツールで自分の未来をデザインする

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

最後に、自分の希望する未来をデザインするきっかけとして、東京都が作成したライフデザインシミュレーションツールを紹介し、参加者の皆さんが実際に使って、10年後、20年後のなりたい自分像を考え、何歳でどんなことをしたいかを具体的に入力していただきました。出来上がったライフプランシートを改めて見て、参加者の皆さんそれぞれに、「漠然と考えていた未来が明確になった」「希望通りに達成できるように行動していきたい」など、今後の人生に向けた気づきや発見があったようでした。

セミナー後のアンケートでは「今から動かないと理想のライフプランにならないと気づけたことがよかった」「都内で子育てする場合は様々な支援制度を使っていきたい」「制度をうまく活用して、楽しくライフデザインできそう」といった感想が寄せられました。

令和5年度

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ライフステージに応じた行政による支援施策