東京都×世田谷区共催 ライフデザインセミナー
仕事・結婚・子育てを楽しむヒントを見つけよう

令和5(2023)年10月29日(日)にライフデザインセミナーをオンライン(Zoom)で実施しました。今回のセミナーには15名が参加されました。

■ゲストトークからライフデザイン事例を知る

ライフデザインを考えるにあたり、結婚や子育て・仕事に関する具体的なイメージを持つために第三者のライフデザイン事例としてゲストから体験談を聞きました。

Oさん(男性)
大学卒業後、会計監査業務に従事。2022年9月まで東京都世田谷区に在住。2019年に第一子誕生、6か月育児休業を取得(3か月を2回に分けて取得)。2020年秋に転職し海外子会社管理・連結決算業務に従事。2022年4月に第二子誕生、6か月の育児休業を取得し、復職後、育休明けの2022年10月にシンガポールへ転勤・在住中。

キャリアヒストリーでは20代から30代で変化したキャリアの軸について、ライフヒストリーでは結婚の決め手や育休を分割取得された際の決断と会社への提案など、管理職と父親の葛藤についてお話いただきました。参加者からは、「育児休業中、職場からのサポートはあったのか」「平日昼間に(母親ではなく父親が赤ちゃんを連れて出歩くことに関して)近所の目が気になったことはなかったか」といった質問や、「夫婦で家事育児を分担する際には仕事背景を理解しようと互いが歩みよったり、報告し合ったりするのが大事なのだと思った」といった感想が聞かれました。

キャリアとライフの変遷
キャリアとライフの変遷
ライフヒストリー
ライフヒストリー

■統計データや行政の支援施策を参考にライフデザインを考える

インプットセッションでは、特定非営利活動法人manmaの講師 柴田より、仕事・結婚・子育てにまつわる統計データや行政の支援施策の紹介がありました。また、人生において大きな分岐点となるライフイベントを長期的視点で考え、主体的・自律的な選択をすることが重要だと説明がありました。参加者からは「客観的アプローチと主観的アプローチの両面からライフデザインに向き合いたいと思った」「これまで知らなかった各種支援策について知れてよかった」という感想をいただきました。

ライフデザインの目的
ライフデザインの目的
東京都の支援施策
東京都の支援施策

■世田谷区における結婚・仕事・子育ての取組み

世田谷区から結婚・仕事・子育ての取組みについて紹介がありました。未婚化・晩婚化を背景に、多様な出会いや交流を目的とした今年度初となる結婚支援の取組み「せた婚」や、仕事や将来のことを相談できる「せたがや若者サポートステーション」、就活サポートの場である「三茶おしごとカフェ」など、仕事・キャリアにおける取組みについて説明がありました。

子ども・子育て支援事業では、地域みんなで妊娠・出産・育児を切れ目なく支える「世田谷区版ネウボラ」や、親子で気軽に立ち寄れる「おでかけひろば」で子育ての相談ができる「地域子育て支援コーディネーター」の紹介がありました。

今回、司会を務めた特定非営利活動法人manma代表理事の越智は、第一子を出産した時に世田谷区に在住しており、「おでかけひろば」を何度も利用し、子どもの面倒を見てもらうだけでなく、大人と対話ができる場が身近にあることで精神的にも非常に助かったという感想がありました。同じく、ゲストのOさんも「おでかけひろば」を利用したことがあり、良い施設だと感じた一方で、お父さんが少なかったことからちょっと気まずかったという感想がありました。

せたがや婚活イベント「せた婚」
せたがや婚活イベント「せた婚」
世田谷版ネウボラ
世田谷版ネウボラ

講義後のアンケートでは「これまで知らなかった施設や施策を知るきっかけになりとても良かった」「就活が落ち着いたタイミングで、そのさらに先のライフプランを考える機会を持つことができ、今後の自分の助けになったと思う」といった感想が寄せられました。

令和5年度

令和4年度

令和3年度

令和2年度

令和元年度

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ライフステージに応じた行政による支援施策