ライフデザインセミナー 立教大学

令和5(2023)年7月7日(金)にライフデザインセミナーを立教大学「家族をめぐる福祉問題」(担当教授:山田恵子先生)の授業内にてオンライン(Zoom)で実施しました。今回のセミナーには69名が参加されました。

■人生100年時代のライフデザインを考える

セミナーの前半では特定非営利活動法人manmaの講師 柴田より、仕事・結婚・子育てにまつわる統計データをもとに考えることの重要さについて説明がありました。また、人生には多様な選択肢があることを知るためにゲストの事例を紹介し、参加者が主体的・自律的なライフデザインを描くことに役立て、考える機会としていただきました。

ライフデザインのヒントと人生におけるライフキャリア
ライフデザインのヒントと人生におけるライフキャリア

■ライフデザインに関する統計データや都の支援施策について知る

仕事・結婚・子育てに関する統計データをもとに、ライフイベントの選択における近年の傾向について解説がありました。また東京都の施策である「TOKYO 創業ステーション」「TOKYO しごとセンター」といった創業・就業支援、「とうきょう子育てスイッチ」「家庭と仕事の両立支援ポータルサイト」といった子育て家庭への支援について紹介がありました。
参加した学生からは「漠然としたイメージで人生設計をしていたが、自分のライフプランについて具体的に考えてみたくなった」「就職活動が始まったので、東京都のキャリア支援についてとても興味を持った」という感想をいただきました。

男女のライフコースの志向
男女のライフコースの志向
東京都の施策
東京都の施策

■ゲストトークから多様な生き方や考え方に触れる

Aさん キャリアヒストリー
Aさん キャリアヒストリー
Bさん ライフキャリアヒストリー
Bさん ライフキャリアヒストリー

ケーススタディでは2名のゲストにお話を伺いました。

Aさん(女性)
大学在学中、人の心を動かす仕事がしたいとマーケティングリサーチ会社に就職した後、文具メーカー、人材企業に転職。これまでの経験を活かし現在はメッセージSNSアプリ運営企業でマネージャーとして企画営業職に従事。プライベートでは29歳で結婚、31歳で出産し1年の育休を取得。

Bさん(男性)
大学在学中にアメリカ短期留学を経験し、ポーカーに出会う。数年間プロポーカープレイヤーとして生計を立てたのち、25歳の時に英語のコーチング企業に転職。その後26歳で外資系IT企業に転職する。プライベートでは、27歳の時に結婚し、28歳の時に第一子、29歳の時に第二子が生まれ、現在は約2年間の育児休業を取得中。

学生からは「話を聞いて選択肢が広がった。育休は女性が取るものといったような古い考えに縛られるのではなく、夫婦で協力して子育てや仕事をしたいと思った」「ゲストが近年のライフデザイン、結婚、育児などの問題についてお話してくださりとても学びになった」「自分より一回りくらい年上のゲストのリアルな経験が豊富に盛り込まれていたので、自分はどうしたいか自然と考えることが出来た」という声が上がりました。

セミナーの最後には、講義を踏まえた鼎談の時間を設け、学生の質問にゲストから回答いただく時間としました。
学生からは、「結婚生活における重要な価値観は何か」「自分のやりたいことを信じて選択する際の心構えを教えて欲しい」といった質問がありました。
講義後のアンケートでは「結婚や出産についての具体的な話を聴いて自分の視野が広がった」といった感想が寄せられました。

令和5年度

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令和3年度

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