ライフデザインセミナー 一般公募

令和6(2024)年3月2日(土)にライフデザインセミナーをオンライン(Zoom)で実施しました。42名が参加し、特定非営利活動法人manma代表理事の越智が司会進行を行いました。

セミナーは、「結婚~出会い~」「パートナーシップ~家事育児分担~」「子育て~経済的負担~」の3つのテーマで、それぞれについてゲスト3名によるディスカッションと東京都の各支援施策の紹介が行われました。

【ゲスト】

Gさん(20代女性)
マッチングアプリでパートナーと出会い今年3月に入籍予定

Nさん(30代男性)
5歳と1歳のお子さん2人を子育て中、それぞれの出生後に約1年間の育児休業を取得

Kさん(40代女性)
共働きで中学2年生と小学2年生のお子さん2人を子育て中

■結婚・パートナーシップ・子育てについて、ゲストによる事例トークや都の支援施策を参考にライフデザインのヒントを得る

「結婚~出会い~」のセッションでは、ゲストのGさんから、マッチングアプリを使い始めた背景や使った感想、出会ってから交際に至るまで、結婚の決め手についてお話しいただきました。参加者からは「アプリのプロフィール写真はどんなものにしたか」「知人や親には出会いの経緯をどのように伝えたのか、またその時の反応はどうだったのか」といった質問がありました。プロフィールは友人に撮影してもらった写真を使用したこと、知人や親にはマッチングアプリを通して出会ったことを素直に伝えたが、応援してもらえたといった体験談をお話しいただきました。

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

その後、司会から東京都の結婚に関する施策を紹介しました。婚活を始めようとする方へきっかけ作りなどを紹介する東京都結婚支援ポータルサイト「TOKYOふたりSTORY」や、結婚予定や同棲しているカップルなど、パートナーシップ関係になる予定の方を対象に、都営住宅や公社住宅を優先的に提供していることなどの説明がありました。

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

「パートナーシップ~家事育児分担~」のセッションでは、ゲストのNさんから、パートナーとの家事育児分担の状況や、お互いに納得感を持った家事育児分担を行うための工夫についてお話しいただきました。参加者からは「結婚前の、同棲していた時から家事・育児分担について話し合っていたか」「男性に子育ての自覚を芽生えさせるにはどんなことが大切と思うか」といった質問がありました。同棲の時は話し合いだけでなく、お互いが家事全般を一通りやってみることが大事だということ、男性の子育ての自覚については、女性に比べると男性は身体の変化もなくある日突然父親になるため、妊娠中の日々の過ごし方やパートナーとの向き合い方が重要であるとお話しがありました。子どもが産まれた後は、男性も一人で0歳児のお世話をするなどパートナーに頼らなくとも出来る育児を増やし、子どもが幼い時期から子育てに関わるとパートナーと育児について対等に話せるとのことでした。

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

次に、司会から、東京都が行っている家事・育児や仕事と子育ての両立、パートナーシップに関する支援施策を紹介しました。夫婦間のコミュニケーションや家事・育児を分担するためのヒントとなる情報を掲載している「TEAM家事・育児」、これからパパとママになる方が仕事と子育ての両立や産前産後のヒントを得られる「パパとママが描くみらい手帳」などの説明がありました。

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

「子育て~経済的負担~」セッションでは、ゲストのKさんから、子育てに関し、日々の食費や習い事の費用、そのやりくりの仕方などについてお話しいただきました。参加者からは「結婚前、結婚費用や子育て費用はどのくらい貯蓄していたのか」「共働き家庭でなければ習い事にお金を払うのは難しいと思うか」などの質問がありました。貯蓄は、夫婦でお互いに負担にならない程度に積み立てていたこと、習い事については、自分が教えられないものは教室に通わせ、ネットやYoutubeを参考にできる工作などは子どもと一緒に取り組み工夫されているとお話しいただきました。

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

その後、司会から東京都が行っている経済的な支援や、不妊治療・妊娠・出産の支援を紹介しました。18歳までの子どもを対象に月5,000円の給付をしている「018サポート」や、私立中学等の授業料には年間10万円補助が出ることなどの説明がありました。

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

■セミナーを通して自分らしいライフデザインの描き方を考える

セミナーの最後に、司会から、現在は価値観が多様化し生き方が様々になっていることからライフデザインを考えることが必要になっていること、生きる道筋を自分で決められるからこそ、これからどのような生き方をしていくのかを考えたうえで選択をすることが重要であること、納得解の時代に変わってきたからこそ、自分の未来をしっかり描いておく必要があることの説明がありました。

ライフデザインセミナー
ライフデザインセミナー

セミナー後のアンケートでは、「ライフデザインについて考える有意義な時間になった」「東京都が行っている施策が多岐に渡ることに驚いた」「ライフデザインを全く想像できていなかったので、ゲストの実例や都の支援施策を知ることができて、自分の将来を思い描く時間になった」「知らないことが漠然とした不安に繋がっていると感じたので、沢山の情報を知るためにも行動したいと思った」といった様々な感想が寄せられました。

令和5年度

令和4年度

令和3年度

令和2年度

令和元年度

ライフプランニングを体験してみる

ライフステージに応じた行政による支援施策