ライフデザインセミナー 実践女子大学
人生の正解は一つではない。
女子大生が向き合う、ライフデザインの真の意義
令和7年(2025年)11月14日(金)に実践女子大学(東京都渋谷区)にて、ライフデザインセミナーを開催しました。都心の中心地で学び、多様な情報に触れる機会の多い学生の皆さん、総勢59名が参加しました。
■なぜ今、「ライフデザイン」が必要なのか?
セミナーの冒頭、講師は「自分らしい人生」を主体的に描くことの重要性を、学生の皆さんに語りかけました。 特に進学、就職、結婚、出産といったライフイベントが重なりやすい女性のキャリアにおいては、社会的な「正解」やSNS上の「理想」に流されず、自分なりの価値観を持つことが将来の自分を助ける大きな力になります。
過去の統計データや多様な人生モデルの事例を交えながら、ライフデザインとは単なる「予定表作り」ではなく、予期せぬ変化にも柔軟に対応するための「羅針盤」であることを強調しました。会場は、これまでの固定観念を解きほぐすような、真剣な眼差しに包まれました。
■デジタルツールで見えた「多様な価値観」への気づき
「人生ワゴン(デジタルツール)」を用いたワークでは、理想の生き方を年齢とともに可視化していきました。「いつかは……」と漠然と考えていたことを具体的なスケジュールに落とし込むことで、参加者の間で「今、何を大切にすべきか」という具体的な議論が生まれました。 特筆すべきは、隣の友人と人生年表を見せ合った際の驚きです。自分と同じ大学で学ぶ仲間であっても、大切にしたい価値観や人生の優先順位は全く異なる。その「多様さ」を肌で感じたことで、自分だけのオリジナルな未来図を描くことへの納得感が一層高まりました。
■シェアワークを通じた「多様な意見」のインプット
個人ワークに加え、シェアワークを実施することで、他者の価値観を意識した多様な意見を取り入れる機会を提供いたしました。参加者からは、「人生を歩んでいる人は多用だと認識することで「こうしなきゃいけない」という無意識のプレッシャーから解放され、主体的に考えることができた」「平均的な数値や周りの意見を聞くことで、ライフイベントを具体的に検討できた、この先が楽しみになった」といった、前向きな感想が寄せられました。他者の多様な生き方に触れることで、ご自身の将来に対する柔軟な考え方を育む機会としていただくことができました。
■「こうしなきゃ」というプレッシャーからの解放
今回のセミナーで最も印象的だったのは、シェアワークを通じて生まれた意識の変化です。「結婚や出産を含め、こうしなきゃいけないという無意識のプレッシャーがあったが、他者の多様な価値観に触れて心が軽くなった」という声が、多くの学生の皆さんから寄せられました 。
平均的な数値を知ることで安心感を得つつも、「自分はこうしたい」という独自のライフデザインを楽しみながら描く姿が見受けられ、未来をポジティブに捉え直す機会となったのではないでしょうか。
■東京都ライフデザインシミュレーターへの反響
東京都が開発したAIが8年後のご自身のストーリーを生成する「東京都ライフデザインシミュレーター」を体験していただきました。
https://life-design.metro.tokyo.lg.jp/
世の中の「理想」や「平均」ではなく、自分自身の選択がどのような未来を描き出すのかをAIが客観的に提示することで、ライフデザインを「自分事」として深く捉え直す手助けとなりました。提示された多様なシナリオに触れることで、自分らしい納得のいく人生を歩むことの意義を再確認し、自分にとっての理想の生き方は自分で決める事が出来ることを実感した様子でした。