結婚も育児もお試し期間を設け検証。
理想の暮らしを追求するふたりTOKYO FUTARI

森 翔太さん(32歳)(仮名) 彩香さん(30歳)(仮名) 長女(9ヵ月)

仕方なく参加した合宿で、運命の出会い!

今年で結婚6年目になる森翔太さんと彩香さんは、勤めている会社のバトミントン部の合宿で知り合いました。

合宿中は、経験者と初心者がペアとなって練習や試合をする規則だったため、経験者である彩香さんは初心者である翔太さんと組むことに。初めてコートで会った翔太さんの印象は“真面目そうな人”。一方、翔太さんは彩香さんを“しっかりしていそう”と感じました。

実は、翔太さんは、上司がバトミントン部の部長だったために、半ばお付き合いでしぶしぶと合宿に参加したのですが、この縁をきっかけに彩香さんと食事に行くようになり、共通の趣味であるスキーや海外旅行の話題で意気投合しました。

将来を見据えて同棲生活も

考えや価値観などが合い、交際を続けながら次第に将来を意識しはじめたふたり。両家ともにスキー旅行を楽しむ習慣があり、それぞれ旅行に参加し合うなど、互いの家族と良好な関係を築けていたことも結婚への後押しとなりました。

婚約するにあたり彩香さんは“お試し期間”として半年間の同棲期間を設けることを翔太さんに提案します。互いに、より納得できる生活スタイルを模索するための同棲であり、万が一、課題点が見つかり解決案が見つからない場合は、結婚しないという選択も視野に入れていたそうです。

この期間に、慎重かつ丁寧に将来設計を考え、生活プランをしっかりと組み立てることができたふたりは結婚を決意。2年間の交際と同棲期間を経て、彩香さんの誕生日に翔太さんがプロポーズをし、ふたりの思い出のレストランで将来を誓い合いました。

お互いが仕事を続けられるように、家事や育児を分担

翔太さんと彩香さんは、同じグループの企業に勤める専門職同士、労働環境が似ていることもあり、結婚後も互いに仕事を続けていけるよう、どちらかに家事や育児の負担が偏る生活は避けようと決めていました。

そこでふたりは、家事や育児の項目を洗い出し、時間帯ごとに担当制で分担することを決めました。さらに同棲同様、家事や育児にも“お試し期間”を設けて課題や、改善すべき点がないかを二人で話しあい、出来るだけお互いの負担を減らし、家事や育児を均等に分担できるようにしています。

子どもが誕生した時には、翔太さんも育児休暇を半年間取得。休暇明けに社内の勤務体制が在宅勤務に切り替わったことも幸いし、現在は、育休継続中の彩香さんが中心に家事や育児を行いながらも、翔太さんが、夕飯の支度や子どものお風呂、洗濯などを積極的にこなす毎日を過ごしています。

子どもが成長したら家族でスキー旅行へ

家事や育児を上手にシェアしている翔太さんと彩香さんですが、当面の間は、子どもを保育園に預けず、二人の手で育てることにしたため、保育に関する最新の情報を入手しづらいと感じています。

また、以前は都内の公共施設にあるスカッシュコートに通い、友人と毎週のように汗を流していた翔太さんでしたが、現在は、ひとりで楽しめるサイクリングなど、近場でできる運動をしています。一方、彩香さんは妊娠中に始めたヨガを継続中です。

ふたりは、子どもが成長したらスポーツをする楽しさを知ってもらいたいと考えており、出来れば早いうちからスキーに触れさせたいそうです。そして、両家の家族とともにスキー旅行に出かけられる日を楽しみにしています。

ふたりのQ&A

Q
出会いは?
A
会社のバドミントン部の合宿。夫はバドミントンの経験なかったが、上司(バドミントン部の部長)の強い勧めで断れず合宿に渋々参加していた
Q
初デートは?
A
鎌倉へ行き、海の見えるレストランで食事
Q
結婚への道のりは?
A
共通の趣味(海外旅行・スキー)があることや、考え方・価値観などが合ったことで結婚を意識するようになり、結婚を前提とした同棲中に夫からプロポーズ
Q
家族構成は?
A
夫婦と、長女(9ヵ月)の3人暮らし
Q
家計と家事の分担は?
A
家計は折半。食費などはそれぞれが支出した上で毎月精算を行い、負担額を均等にしている。家事もそれぞれが半々ずつ分担している
Q
休日の過ごし方・よく行く場所は?
A
子どもが生まれる前は、それぞれの趣味の時間(夫はスカッシュ、妻はバドミントン)を設けながら食事に出かけるなど、一緒に過ごす時間を大事にしていた。子どもが生まれてからは3人での行動が中心になり、子ども服を買いに出かけたり、食事に出かけたりすることが多くなった

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