それぞれの趣味を楽しみ、わかち合うふたりTOKYO FUTARI

池島 悟さん(36歳)(仮名) 麻衣さん(41歳)(仮名) 長女(5歳)

ラグビーの練習には、長女を同伴

 結婚8年目を迎えた池島さん夫妻。5歳の娘を育てながら、それぞれの趣味を楽しみ、わかち合うご夫婦です。
 高校、大学とラグビー漬けの学生生活を送った悟さんは、3年前、大学時代のチームメイトに誘われて社会人チームに加入、約10年ぶりにプレーを始めました。
 子どもが生まれると趣味をいったんお休みする人もいますが、悟さんはなぜ、子どもに手がかかる時期にあえて趣味を再開したのでしょうか。
 「娘には保育園だけでは出会えないような幅広い層の人たちと交わる経験をしてもらいたくて、練習に連れて行くことにしたんです」
 チームには20代からおじいちゃん世代と幅広い年代の選手に加え、女性マネージャーまで、多様な人たちが集まっており、代わる代わる娘の相手をしてくれます。試合になると妻の麻衣さんも訪れ、母子で応援する姿も。麻衣さんは夫がプレーする姿を観るのが楽しいといいます。
 「普段は穏やかな人なのに、グラウンドでは大声を出してがむしゃらに走る姿に驚かされます。家では見せない一面が見られるのも新鮮」(麻衣さん)
 悟さんも、「普段は出さない自分を開放できる」とラグビーの魅力を語ります。
 「闘争心をむき出しにして、本能のまま駆け回れる。こういう時間を共にする仲間とは本音で何でも話せるし、ストレスも吹き飛ぶんです」

 

妻が熱中するのは宝塚歌劇、年1回は本場へ家族旅行

 一方、麻衣さんは2年前から宝塚歌劇に熱中しています。知人から「宝塚の女優さんの中に、あなたにとても似ている人がいる」と言われたことをきっかけに興味を持ち、舞台を観に行ってからその魅力にすっかりハマってしまったそうです。
 「すべてがキラキラしていて、その華やかさに圧倒されました。それからはもう、毎日宝塚のことを考えているくらい夢中なんです」
 人気公演はすぐにチケットが完売してしまうため、チケット予約のタイミングと休みを合わせるのが難しく、東京宝塚劇場での観劇は2~3か月に1度程度。それでも、年に1度は旅行がてら、本場の宝塚市まで足を伸ばして、家族と宝塚大劇場で観劇を楽しみます。悟さんも「普段は男ばかりの職場なので、非日常感が楽しい」と笑顔で寄り添います。
 普段の休日に、家族でふらりと東京宝塚劇場まで出かけることもあるのだとか。チケットがなくても、ショップでのお買い物を楽しむのだそうです。
 「娘にも推しの女優さんができたので、一緒にグッズを物色するのが楽しい」(麻衣さん)
 お買い物の後は、家族3人で近くの日比谷や銀座で食事をして帰るのが定番コースになっています。

  

いつか出会う娘の趣味も夫婦で応援したい

 麻衣さんが以前、和服に興味を持っていた時にも、悟さんは様々な形でサポートしていました。
 「私が着付け教室に行っている間に、夫が家事を全部やってくれていることもしょっちゅう。私が興味を持つことは、いつも理解し応援してくれるのがうれしい」(麻衣さん)
 悟さんは、妻がいきいきと楽しむ姿を見るのが好きなのだといいます。
 「彼女の人生だから、視野を広げてとことん充実させてほしい。仕事と家庭以外でも、自分らしく輝ける場があるのは素晴らしいことだから」
 ふたりは同じ航空会社で、悟さんは整備士、麻衣さんはグランドスタッフとして働いています。シフト制のため休みが合いにくいふたりですが、家族との時間を大切に楽しみながら、やりがいある仕事と夢中になれる趣味に恵まれた毎日が幸せだと声を揃えます。
 「今は娘が親の趣味に付き合ってくれていますが、いつか彼女にも何かに夢中になるときが来るでしょう。その時は夫婦で応援したいし、私たちの世界も広がると思うと楽しみです」(悟さん)

ふたりのQ&A

Q
出会いは?
A
社内で開かれた職場交流会で。上品な雰囲気の妻に夫が一目ぼれし、食事に誘った。
Q
初デートは?
A
京急蒲田のイタリアンレストランで食事。だが、夫が緊張であまり話ができず、「誘っておいてしゃべらないって何なの?」と妻はちょっぴり不機嫌に。
Q
結婚への道のりは?
A
夫の転勤が決まったときに、東日本大震災が発生。互いに「大切な人との絆を固めたい」との思いが強まった。
Q
家族構成は?
A
長女(5歳)と3人暮らし
Q
家計と家事の分担は?
A
保育園の送りは夫、お迎えと平日夜の家事は妻。妻がシフト制で夫は土日休みなので、休日の家事育児は主に夫が担当。家計は折半。
Q
休日の過ごし方・よく行く場所は?
A
休みが合うと3人で日比谷の東京宝塚劇場へ。グッズの買い物を楽しんだり、近くの日比谷公園を散策してから食事するのが定番コース。

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