“遠距離恋愛”で信頼を深め、
お互い自立した結婚生活を送るふたりTOKYO FUTARI

高橋誠さん(30歳)(仮名) 美佳さん(31歳)(仮名)

まさかの1泊4日のアメリカ週末弾丸告白!

 同じ会社に勤めていた誠さんと美佳さん。一緒に働くことはありませんでしたが、ある日、会社主催のクリスマスパーティーで隣の席になり、意気投合したのがふたりの始まりでした。誠さんは優しい言葉遣いをする美佳さんに魅了され、年明けからアメリカに約1年間留学する予定だった美佳さんも、留学経験のあった誠さんの話に興味を持ちました。
 その後、誠さんから告白するも、アメリカへの留学が決まっていた美佳さんの答えはNO。しかし、食べることが好きで食事の好みも同じ。その上、会話のテンポやノリなどのフィーリングもぴったりだったふたり。諦めきれない誠さんは、なんとその4か月後、週末を利用して美佳さんの留学先に1泊4日の弾丸告白旅行を決行し、再度告白します。滞在時間はたったの24時間!彼の情熱に感動し、その日にお付き合いがスタートしました。「帰国後、人生を共にできるよう美佳さんをつなぎとめておきたかった」と誠さんは話します。
 ふたりは16時間の時差を超えて、週1回、テレビ電話で2時間ほど近況報告をし合う時を重ね、心の距離を縮めていきました。
 美佳さんにとっても、孤独な留学中に日本の桜の写真を送ってくれたり、今後のキャリアの相談にのってくれたりする誠さんの存在は大きな心の支えとなり、深い愛情を感じていくようになります。特に、留学先のプログラム試験に合格したのを誠さんが自分のことのように喜んでくれたのは、夢や将来を応援してくれていることを感じ嬉しかったと振り返ります。

遠距離恋愛だったからこそ、育むことができた関係性

 美佳さんの帰国後、日本での半年間の交際を経て、ふたりは2019年の11月22日(いい夫婦の日)に結婚しました。現在は別々の会社で働きながら結婚生活を送っています。
 東京とアメリカとで離れて生活していた当時について誠さんは、「話すことすら限られた時間だったからこそ、共有する時間はお互いに深い愛情を表現したり、ポジティブな時間を過ごせるように配慮できた」と振り返り、「日々を一緒に過ごせるようになった今は、手を繋げる幸せに感謝し、遠距離恋愛のときの気持ちを忘れないようにしたい」と話します。
 一方、美佳さんは「遠くにいても近くにいても、お互いを尊敬しあい感謝の気持ちを忘れないこと。そして、お互いが自然体でよく食べ・よく寝て・よく笑うことが良い関係を築く秘訣だと思う」と話します。
 また、海外生活を経験しているふたりにあらためて東京での暮らしの魅力について伺うと、「治安が良く衛生的であること、そして、春夏秋冬と四季に合わせて旬な食材を楽しめて、さらに世界中の料理が美味しく手軽に食べられることが素晴らしい!休日には、よくふたりで美味しいご飯を食べに行きます」と答えてくださり、ご夫妻が毎日の食事を通して、お腹を満たすだけでなく、一緒に過ごす喜びや楽しさもシェアしている姿が目に浮かびました。

互いのキャリアを大切に、自立したパートナーでいたい

 『結婚しても互いに自立した関係でいたい』それが、ふたりの思い描くライフスタイルです。誠さんは、美佳さんの“自分の人生を大胆に切り拓いて力強く歩む姿”を、美佳さんは、誠さんの“仕事と人に誠実に向かい合う姿”を好ましく感じており、それぞれのキャリアや仕事への情熱を大切にしていきたいと考えています。
 現在は自立したパートナー同士、家計も家事も折半。共通口座を持ち、家賃などの生活費や貯金分を同額入金しています。共通の家事は、気が付いた方がやるようにしており、お互いに人任せにしないことで、特にルールを設けずとも上手くいっているとのことでした。
 誠さんも美佳さんも「将来的に家族が増え、家庭内でやらなければいけないことが増えたとしても半分ずつ分担し、相手のキャリアを尊重し続けたい」と話しており、お互いが自立した関係性の中で、それぞれの人生やキャリアを応援していきたいと考えているそうです。

ふたりのQ&A

Q
家族の構成は?
A
夫婦2人暮らし
Q
初デートはどこで?
A
誠さんが美佳さんを佐賀料理屋へ誘った。
Q
プロポーズはどこ?
A
美佳さんの誕生日に沖縄の西表島でプロポーズ
Q
休日の過ごし方は?
A
プチ贅沢な食事を一緒に楽しむ。ジムや散歩など一緒に身体を動かす。
Q
お互いの好きなところは?
A
誠さん:言葉使い/美佳さん:動植物が好きで優しい
Q
ふたりで叶えたい夢は?
A
それぞれが目指すキャリアを究め、その喜びをふたりで共有すること。

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